鋏の蘊蓄②
おはようございます。
石田です。
前回の続きをお伝えしていきます。
上から2番目の鋏、
こちらはスライドカット用の鋏になります。
名前の通りで、スライドカットという技法を使う際に適した作りになっています。
髪を滑らせるように切る技法ですね。
ちなみにカットする際に、濡れた状態で切るのと、乾いた状態で切るのとでそれぞれ仕上がり、または考え方が変わってきます。
上記のスライドカットは乾いた状態で切ります。謂わゆるドライカットってやつですね。
前回お伝えした鋏は濡れた状態、謂わゆるウェットカットでもドライカットでもどちらも使えるようになっています。
話を戻しまして、スライドカットを使用するのはどんな用途かといいますと、量感と質感調整です。
後にお伝えするセニングシザーという鋏でも量感・質感共に調整可能ですが、仕上がりの状態が変わってきます。
スライドカットで量感を調整したほうが、ツヤと滑らかさ、また髪の動きが出しやすく、質感がより柔らかく出来ます。
お店でスライドカットをし始めたら、
やっとるな、と思いながら見てみてください。
たぶん少しカッコつけてやってます。
それでは今回はこのへんで。
続きはまた明日。
tabby
tel 025-526-3588
mail tabby3588@gmail.com
LINE ID @mmj8498m
0コメント